検索でもっとも多くヒットする経営用語とは?
最近「パーパス」という言葉をよく目にします。直訳すると「目的」ですが、経営用語としては「何のためにこの会社があるのか」という、組織や企業の「存在意義」を意味します。 その核心は「なぜこの事業をやっているのか」という、本質を突いた問いになります。昔から使われてきた「存在意義」と言えばよいものを、この分野にはカタカナ用語がとても多いです。
パーパスに限らず、企業理念、ミッションやビジョンなど、いろいろな経営用語があります。さて、「企業理念」は会社によっては「経営理念」と言いますが、どちらの言葉がよく使われているでしょうか。
グーグルで検索してヒットした件数をモノサシにすると、「企業理念」が2.1億件、「経営理念」が1.1億件です(2021年9月30日時点)。2倍も違うのです。
では次の質問です。下の9つの経営用語のうち、グーグル検索ヒット件数がもっとも大きいのはどれでしょうか?
【候補】
企業理念、ミッション、パーパス、存在意義、ビジョン
経営戦略、営業戦略、営業方針、事業計画 (以上、9つ)
答えは「営業方針」です。筆者は「経営戦略」か「事業計画」だと思っていたのですが、「経営戦略」1.4億件、「事業計画」2.5億件に対して、「営業方針」はなんと5.5億件にのぼります。グーグル検索でヒットした件数なので、それだけ企業ホームページに営業方針が書かれていて、投資家やビジネスマンが検索するということなのでしょう。
下の図に答えを書いています。ちなみに、文字の大きさがヒット件数の大小を表します。
【関連記事】
人気の経営用語である「営業方針」についてオンラインセミナーを開催します。
詳しくはこちら。