コロナ後の営業スタイルとは

当コラムをホームページに載せている「営業力を科学する売上UP研究会」は、経営コンサルタントの国家資格(経済産業大臣登録)である中小企業診断士によるシンクタンクです。法人営業や法人営業コンサルティングを生業にする仲間どうしで月に1回開催する月例会では、最新の営業事例を発表しあい、最新トレンドについて意見交換を交わします。昨日の月例会後に行った分科会で「コロナ後の営業はどうなるのだろうか」という話題が出ました。

新型コロナウイルスが実態経済に影響を与え、一気にリモートワーク・在宅勤務が定着しました。我々中小企業診断士が企業経営者とやりとりする多くのシーンが、対面からZoomのようなWeb会議システムにすでに移行しています。研究会の月例会も今年3月からZoomで行い、20人くらいの多人数でも活発な発表・意見交換ができるノウハウを身に着けました。

現在の第一波が仮に一服したとしても、コロナ第二波を避けるために、「新しい生活様式」が求められています。その中から営業現場にかかわるものを抜粋して下記します。

・「3密」の回避(密集、密接、密閉)
・テレワークや時差出勤を継続
・仕事の会議や名刺交換はオンラインで
・会話をする際は、可能な限り真正面を避ける(対面での打ち合わせは換気とマスク)
・県をまたぐ移動は控える(特に東京からの来訪が自粛を求められています)

今までの法人営業は「対面営業」を前提に成り立っています。コロナ後には今までの営業スタイルの一部が通用しなくなります。「新しい生活様式」ならぬ「新しい営業スタイル」をいち早く身につけたものが競争力を強めていきます。ダーウィンの言葉どおり「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ」。そのような時代がまもなく訪れます。

関連記事

  1. なぜ営業力を科学するのか? 安定した売上を上げるために
  2. セミナーの目的を明確にする
  3. 社長の困りごと解決 分かりやすく伝えるにはどうすればよいか?
  4. 営業プロセス いきなり受注はありえない
  5. 成績が良い組織の目標のつくり方
  6. 経営基盤強化に向けて注力する分野 中小企業経営者が抱える課題とは
  7. 営業力を科学する売り上げUP研究会イメージ画像 株式会社売上UP研究所の設立
  8. 顧客との関係性レベル 新規開拓営業の進捗をどのように測る?
PAGE TOP