自社の営業方針を期初に徹底しましょう

4月から新しい期が始まる会社では、来期の事業計画(経営戦略)をまとめ終えた頃でしょうか。全社の事業計画が固まったことを受けて、営業マネージャーの方は、営業方針の作り込みのラストスパートをかけておられることでしょう。

営業方針は期初に、今年で言うと4月1日金曜日、遅くとも週明けの4月4日月曜日に、営業事務や営業支援に関わるスタッフを含めて営業部全員を参集して、説明することをお勧めします。弊社が行う営業力診断アンケートの受診企業の中には、「4月下旬に説明しているのでタイミングを逸している」「営業担当者に説明するだけで営業事務・営業支援スタッフが理解できていない」というケースが見られましたので、期初に全員に説明することが重要です。また、12月決算や9月決算の会社では4月が第2四半期、下半期が始まるタイミングなので、期初に振り返りを行うことが大事です。

「営業方針」でグーグル検索して1位のサイトは、ブログ86号「営業方針を具体的に作り込む」(2021年8月29日発行)です。そのブログページの今年1月1日から直近の3月24日までのページビューの推移を下記します。2月頃からページビューが増えていき、いま(3月下旬に)ピークをつけています。
営業方針ページのPVグラフ

それだけ営業方針のつくり方に悩んで、参考になる情報を探す営業マネージャーの方が多いのでしょう。そのグーグル検索No.1のブログに載せたのが下の図表です。営業方針策定の視点を具体的に紹介しています。自社の営業方針と比べてみて、さらにブラッシュアップする部分がないか、漏れがないか等、最終チェックをしていただきたいと思います。

86.営業方針策定の視点_方針間の連携

【関連記事】
「営業方針のつくり方・使い方」ページには、ここで説明した営業方針を策定する視点に加えて、経営戦略から営業方針への展開方法や、営業方針を行動に移すための達成基準などについて、事例を載せて説明しております。さらに、約20分の説明動画も用意しておりますので、ぜひご覧ください。
営業方針のつくり方・使い方

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