リアルセミナーとウェビナーのメリット比較
コロナ禍でビジネス活動が制限されて、もう1年以上が経ちました。すっかりオンライン上で行うセミナー(以後、ウェビナー)に慣れてしまいました。以前と比べて、セミナー受講のハードルが下がったように思えます。
ワクチン接種が広がると、一ヵ所に集合して実施するリアルセミナーが復活するでしょうが、長い目で見ると、ウェビナーとリアルセミナーは併存していくのではないでしょうか。企業がコロナ後を見据えてウェビナーとリアルセミナーをどう使い分けていくか、方針を決めておく時期にきています。そこで、それぞれのメリット比較をしていきます。
①ウェビナーはどこにいても受講できる
ウェビナーはインターネットがつながる環境ならば、どこにいても受講できます。主催者からみれば、全国各地に同時配信でき、集客しやすくなります。実際、セミナー会社からは地方の受講者が増えたという声を聞きます。さらに主催者にとっては、セミナー会場という制約から逃れられることは計り知れないメリットです。どのエリアで開催しようか、希望する会場をどの日なら使えるだろうか、大きな会場を手配したもののガラガラだったらどうしようか、といった会場手配の苦労からセミナー担当者は解放されます。さらに、セミナー会場代や資料印刷費を削減できるコストメリットが大きいので、繰り返し何度も開催することが容易になりました。
②リアルでは人間関係を強化できる
一方で、同じ空間を共有して講師が受講者に直接語りかけるリアルセミナーでは、空気感や熱気を直に感じられます。講師や他の参加者と交流できて、名刺交換や会話を通じて人間関係を強められることは、企業が営業活動の一環として行う場合には重要な目的となります。
③気軽に離脱できるのはメリットなのか?
リアルセミナーでは1時間半くらい連続して講義しても受講者の集中力を維持できますが、ウェビナーではその半分も続かないと言われています。興味がなければ途中で気軽にセミナーから離脱できるのは、受講者にとってメリットであっても、主催者にとっては困りものです。
これらメリットとデメリットをまとめました。目的に応じてウェビナーとリアルセミナーを使い分けて、セミナーコストをおさえつつ開催効果を最大化していきましょう。
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