対面会議と異なるオンライン会議の進め方

5月17日の当コラムに書いたとおり、当研究会の仲間内で行う月例会を、今年3月からZoomというオンライン会議システムで開催しています。すでに3回行っていて、回数をこなすに従って、20人ほどの多人数でも活発な発表・意見交換ができるノウハウを身に着けました。

発表者とその発表内容は予め決めておけるので、予定通り進行できます。誰かが発表した後には必ず質疑応答の時間が設けられます。対面の会議では場を見渡すと、指名してほしそうな顔つきの人が見つかります。そういう人は視線を反らさずにこちらに顔を向けてきますので、すぐ分かります。逆に言うと、下を向いたり視線を反らしたりする人は「発言から逃げたい」モードで満ち溢れていますから、「発言したい」モードの人を指名すればよいのです。しかし、オンライン会議だと、それができません。パソコン上に参加者一人一人の顔が映った画面が並んでいます。誰なのかは判別できますが、画像が小さく鮮明でないので顔の表情が分かりません。つまり、「発言したい」モードの人、「発言から逃げたい」モードの人を区別できないのです。

そこで、「どなたか意見を持っていますか」と聞くことになるのですが、声があがりません。仕方なく、「○○さん、どうですか?」と指名していきます。前向きに勉強したい人が集まる研究会なので、さすがに発言を遠慮する参加者はいないのですが、質問の用意ができてない人を当ててしまうと、単なる感想に終わってしまって、場が盛り上がらないのです。

オンライン会議システムの不得手な部分を補うために、Zoomには「挙手」機能があります。発言したい人が挙手ボタンを押すと、会議進行役は挙手ボタンを押した人を指名することができます。「発言を求める」ことは、会議進行の1ステップにすぎませんが、いろいろなステップでオンライン適応が必要になってきます。

関連記事

  1. 重点顧客と貴社の関係は強いでしょうか
  2. 営業が弱いという現象の問題と原因をさぐる
  3. 商談記録を読んで問題を事前察知できるか
  4. 見込客管理がうまくいかない理由は8つある
  5. サイボウズYouTube対談風景 DXの一歩目を踏み出そう!(後編)
  6. 経営基盤強化に向けて注力する分野2022 営業力強化は永遠の課題
  7. kintoneを使ったSFA_顧客管理画面 ターゲットリストを上司と担当者が共有する
  8. ターゲットリストの訪問間隔を決める
PAGE TOP